どうも。歩く眼鏡かけ、佐藤 忍です。
最近、自分が眼鏡キャラじゃあなくて眼鏡かけキャラなんだなとようやく気づき始めました。
つまりはまぁ、存在感が自分の眼鏡にさえ負けてしまっているってことなんですけどね……。
それにしたって「歩く眼鏡かけ」とはヒドイ言いぐさですよ、演出。つい自己紹介で書いちゃったじゃないですか。
きちんと呼吸もするし、言葉を覚えることだってできます! ハイスペックな眼鏡かけなんですよ?
ちなみに、僕の眼鏡は中学2年で初めてかけた時からフレームが変わっておりません。
レンズは視力の問題で何代目になったか忘れましたが、フレームは未だ初代なんですよ。「自分の物持ちが良いのかな?」とか思いましたが、思い返せば眼鏡を落とした記憶なんて星の数ほどありました。僕のフレームが我慢強い子なんでしょうね( ̄∀ ̄)
「我慢する」って、古文だと「忍ぶ(しのぶ)」って言うみたいです。いぇい、僕の名前だ♪
高校の時の参考書でちょいと調べてみたのですが、「忍ぶ」には「隠す」とか「人目をさける」とかいう意味もあるんだそうです。なんだか怪しい感じがしますけれど、僕はこの言葉がけっこう好きです。百人一首で平 兼盛の「しのぶれど~」っていう恋心を隠そうとする歌があるんですけれど、あれなんて僕のオトメンな部分をくすぐりますよぉ。
あと、同じ読みでも「偲ぶ」と書けば「思い慕う」とか「恋い慕う」とかいう意味になるんですって。漢字の通り、「人を思う」ってイメージなわけですね。
気になったんで、明日の授業のことも忘れて色々調べてしまいました。
調べていて思ったんですけれど、「隠し事」って時代や場所を問わず、きっと誰でも持っているものなんでしょうね。「嘘」ともなると意味は変わってきますが、親友でも恋人でも夫婦でも家族でも、人間関係のその間には「隠し事」の一つくらいあると思うんです。それは相手を偲んでいるからなのか、それともただ忍ばせているだけなのか。
ともすると今回の台本、誰が誰にどんな「隠し事」をしているのかというのも考えてみると面白いかもしれません。本番まであと少し。出来ればもっと、頑張って悩みぬいてみようと思います。
じつは昨日の演出さんのブログ、かなり勇気づけられました。
僕もいつかあんな、演劇の本質について語れるような大人になりたいな……。
とまぁ、とりあえず今は目の前のことです!
我が相棒、橋川と一緒に悩みまくって最高の舞台にすることが目標です。
課題は流星群のように降ってきていますが、絶対に負けませんよ!
とっても我慢強い眼鏡くんの眼鏡かけですから。名前が忍ですしね。