はい、どーん。
ども、にゃんこのワルツです。
今日はスタッフデーなので、稽古の方はありません。なんで、稽古場の様子は報告できそうにないのですけれど、代わりにグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』を読んだ感想でも。
どうしてヘンゼルとグレーテルなのさ、と思われた方々。実はですね、今公演でにゃんこ、ヘンゼル役も演じさせていただくのですよ。いただくんですけれど、恥ずかしながら、今までまともに『ヘンゼルとグレーテル』を読んだことがなくってですね。初めて真剣に読んだのが今月の頭のこと。文化祭のときなのです。ちょうど文化祭公演の小道具でグリム童話の本がありまして、さらに都合がいいことに、その中に『ヘンゼルとグレーテル』の話も入っていたのですわ。
僕の妹役のみっくすべじたぶると読みながら、ほへぇと思っていたのですが、『SとFのワルツ』内に出てくる童話シーンは意外とオリジナルであるグリム童話に忠実でして。台詞回しまでほとんど同じものだから感心しちゃいました。だけれど、終盤の展開はまるで違っていたのですね。そのことに関しては、『SとFのワルツ』作品内でも触れられているのですけど、その差異こそが古城十忍氏が伝えたかったものの核心に触れる手がかりなのかなぁだなんて思いましたとさ。
で、それが約一ヶ月前のこと。
劇中で童話(劇みたいなもんだ)を演じるというメタ演劇に苦戦する毎日です。子供向けのミュージカルを観たりだとかなんだとかしましたけれど、掴めそうで掴めない。もどかしさを通り越して、いっそ腹立たしい今日この頃です。
いいんだ。
小屋に入るまではおおいに悩むのだ。
で、小屋入りしてからは吹っ切れるのさっ!
てな感じに開き直ることを覚えた演劇歴二年目の冬なのでした。
舞台に立ったからには堂々と。スタッフさんの尽力を無駄にしてはならぬ、と日々自分に言い聞かせながら、残り少ない稽古を有意義なものにしていきたいですです。
では、そんなわけで、また東青で会えますれば。
さらばいっ!